送風機メンテナンス
状態基準保全は稼働中の運転データ採取から始まります。
早期の異常検出から精密診断を実施し、必要に応じた保全が確約できます。
メンテナンスの工程
この精密診断データから異常個所を割出し補修範囲及び交換部品を決定します。
前項での調査から劣化部品及び、形態の修理作業を行います。
1)試運転診断
補修前に採取された解析データとの比較から異常の消滅を確認します。
2)各部の測定データを集積
振動スペクトル・バランシング・三次元表示による共振の調査。
以上が一般的メンテナンスの流れとなりますが、
精密診断技術の採用により設備の傾向管理・異常の早期から検出・劣化の発生位置等々の割出し、
オーバーメンテナンスを防ぎ的確な保全業務が確約されます。
近来、設備の高性能化に伴い負荷の変動を回転数制御で対応させるのが主流となって来ました。
回転機械を構成する使用部品は、それぞれの固有振動数を持っています。この固有振動数と回転周波数が一致した時、共振による異常振動が発生し、遂には運転不能にまで発展することもあります。
従来の設計では、機械の回転数を決めこの回転数近辺での共振点を遠ざける方法で問題の解決をして来ました。しかし前述の如く、回転数の範囲が幅広く全ての回転数に対応する必要もあり、また、機械の据付状態にもおいても固有振動数が左右されることから、振動法による設備診断技術は、メンテナンス業務には避けて通ることが出来ない技術となりました。(別紙共振についての調査で詳細をご参考下さい。)
お引き渡しまでの流れ
現地調査と
報告書の作成
全国から寄せられるご相談内容に基づいて、お客さまの現地に出向き送風機の設置環境や稼動状況などを調べ、最適なメンテナンスプランをご提案します。また、必要に応じてFFTアナライザーでデータ採りをするなど、きめ細かな分析対応も行っています。
お見積もりと
工程打ち合わせ
仕様書や現地調査にて敏速にお見積書を提出させて頂きます。工場等の稼働日などを考慮させて頂き工程表を作成させて頂きます。
また、緊急対応も可能です。
現地工事、
試運転、
報告書の作成
工事条件等にもよりますが、基本的に全国対応でメンテナンス工事を承ります。工程に従い、経験豊富なスタッフがお客さまの現場で作業を行い、工事完了後の試運転は「ISO10816(振動規格値)」に従って判定。その後、報告書を提出しお客さまへのお引渡しとなります。
当社の姿勢
送風機メンテナンス、5つの強み
日常業務に不可欠な送風機の修正・保全、バランス調整について質の高い技術を提供します。
現地調査から報告書作成・アドバイスまで、おまかせください。
送風機メンテナンスの
専門技術をもったプロ集団業務内容に通じたスタッフ一人ひとりが、連携プレーで応えます。ヨコソウマシニカルでは、送風機のメンテナンスにメーカー指導員が立会うことはありません。各スタッフが送風機メンテナンスについての技術と経験をもち、作業を把握しているので精度が高く、ムダがありません。
診断・設置・調整・保守・保全等を含めて、
すべて自社技術当社に依頼された仕事は、自社体制で責任をもって行うメンテナンススピリット。私たちは送風機メンテナンス工事について、すべて自社で対応します。送風機メンテナンスを熟知するプロ集団として、各スタッフが知識を習得し、作業内容を把握、技術を提供しています。
業務に不可欠な送風機のメンテナンスに、
スピーディに丁寧に対応
すべての作業を下請けを使わずに、当社スタッフで行います。
サービスカーには送風機メンテナンスができる工具を積み置きし、緊急の修理でもすぐに行ける体制を整えています。
送風機メンテナンスからフィールドバランスを
一括対応で行うのでコスト効率向上に貢献フィールドバランスは通常、送風機メーカーが行うか、バランス調整などを専門とする会社が単独作業として行います。私たちの知る限り、当社はメンテナンス作業と併せて、バランス調整ができる全国でも数少ない存在です。作業性とコスト面、トータルな視点からの皆さまのご要望にお応えできる会社だと自負しています。
送風機・ファンの
フィールドバランス測定・調整の正確さが好評入念な掃除から、精密な測定・調整まで国内の企業、工場、事業所でフィールドバランス作業を行ってきました。フィールドバランスへの技術や経験はもちろん、それを支える姿勢に自信があります。